| 
              
              
                
                          
                  
                    
                                | 名 前 | 
                                 ハマイヌビワ(浜犬枇杷) | 
                               
                              
                                | 学 名 | 
                                Ficus virgata | 
                               
                              
                                | 科 属 | 
                                クワ科イチジク属 | 
                               
                    
                                | 分 布 | 
                                奄美大島~沖縄地方に分布 | 
                               
                    
                                | 開花時期 | 
                                5月頃 | 
                               
                    
                                | その他 | 
                                常緑中高木 | 
                               
                  
                 
                          
                          
                           | 
              
                        
                
                
                  
                              
                                 | 
                               
                              
                                (蜂との共生) 
                                多くのイチジク属植物は雄花序にコバチが寄生する。雄花序の奥側にある雌花に似た虫えい花にハチが産卵し、幼虫は雄花の果実を食べ成虫になる。初夏に成虫が外に出て雌花序に入り、授粉が行われる。このようにイヌビワ属の植物と寄生蜂は共生関係にある。 | 
                               
                              
                                 | 
                               
                            
                 
                           | 
              
                        
                           
                          (ハマイヌビワ)2021.4@小石川植物園 | 
                        
                        
                            | 
                        
                        
                          
                
                  
                    
                      | 奄美大島~沖縄地方に広く分布するハマイヌビワ(浜犬枇杷;クワ科イチジク属)。沖縄では海岸近くの石灰岩地に多く見られる。雌雄異株の常緑中高木。ハマイヌビワは、本州のホソバイヌビワなどと似ているが、左右非対称(主脈の部分で折り返すと左右が重ならない)の葉の形状が特徴的。5月頃に球形の花嚢が葉腋から直につき、秋に熟す。花嚢の中に外から見えない花が咲き、授粉を媒介する寄生蜂との共生関係を有する。また、同属のガジュマルやアコウに似て気根を出すこともある。 | 
                     
                              
                                 | 
                               
                              
                                | イチジク属の植物には熱帯性のものが多く、本種もその一つ。本種を含めた南西諸島などに分布する常緑のイチジク属の植物には、○○イヌブナといった名を持つものが多い。本州などで見られるイヌビワは落葉性を獲得して暖温帯まで進出したものと考えられる。 | 
                               
                            
                 
                 | 
                        
                        
                           |