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ユリノキやスズカケノキなどの大樹が立ち並ぶ巨木並木ゾーンです。かなり晩秋色が濃くなってきました。落ち葉が広がる大樹の下のベンチは人気があって、なかなか座ることができません。 |
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褐色に紅葉するユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)。北米中部原産の落葉高木でかなり落葉が進んでいます。大樹の姿形が美しく、全国に街路樹や公園樹として利用されています。 |
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北米東部原産のアメリカスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)。黄色や褐色の大きな木の葉が織りなす見事な紅葉模様です。 |
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北米原産の落葉針葉樹ラクウショウ(落羽松、沼杉;ヒノキ科スギ亜科ヌマスギ属)の褐色の紅葉。秋の陽光にあざやかに輝いています。湿地に生えるラクウショウには幹の周りに呼吸のための気根が地表に飛び出る。一見すると小さな仏像が立ち並んでいるように見える。 |
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メタセコイア(曙杉;ヒノキ科セコイア亜科メタセコイア属)の高木と左側のケヤキ(欅;ニレ科ケヤキ属)の大樹。ともに褐色の紅葉が進んでいます。 |
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ヨーロッパ原産の落葉高木イタリアヤマナラシ(西洋箱柳、ポプラ;ヤナギ科ヤマナラシ属)の黄葉。のっぽの樹形のポプラの高木ですが、絡みついていたナツヅタが今やすっかり枯れ落ちて、ポプラの「素の姿」が見えています。 |
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中国原産の落葉高木シナサワグルミ(支那沢胡桃;クルミ科サワグルミ属)。あまり目立たない黄葉が進んでいます。公園樹、街路樹として多く用いられています。クルミの仲間ですが、クルミのような食用の実はつけません。 |
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中国・台湾原産の落葉高木ナンキンハゼ(南京櫨;トウダイグサ科ナンキンハゼ属)。美しく紅葉し、この葉が陽光でキラキラと輝いています。木の実は種皮が蝋状の物質で覆われ、ハゼノキと同じようにロウを採取します。 |
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中国・台湾・フィリピンに分布する常緑高木オオカナメモチ(大要黐;バラ科カナメモチ属)。紅葉はありませんが、その代わり秋にたくさんの実が付き、黄土色から赤色に変わっていきます。そして、新年に花芽が付きます。 |
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イロハモミジ(いろは紅葉;ムクロジ科カエデ属 )。東アジアに自生し、わが国では本州以南に分布する落葉高木。秋の紅葉の代表格ですが、今年は夏の猛暑のせいか、例年に比べ紅葉があまりパッとしません。 |
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日本固有種で東北地方中部以南に自生する落葉高木のメグスリノキ(目薬の木;ムクロジ科カエデ属 )。晩秋の真赤に燃えるような紅葉は実に見事ですが、今はまだ部分的。12月に入ってから紅葉が本格化します。 |
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中国原産の落葉小高木のシナマンサク(支那満作;マンサク科マンサク属)。陽光を受けた黄葉の裏側から見ると葉脈もくっきり浮かび上がり、美しい。 |
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中国安徽省の宣州に自生し、石灰岩山地に生えるセイタン(青檀;アサ科セイタン属)。美しく黄葉が進んでいます。青檀の木は同地で産出される良質な書画紙(宣紙)の原料となっています。宣紙は青檀の樹皮を主原料に藁を加えて作られます。 |
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ハリグワ(針桑;クワ科ハリグワ属)の黄葉です。中国・朝鮮半島原産の落葉小高木で幹や枝に針のようなトゲがあります。かつて養蚕が盛んであった頃はカイコの餌用としてハリグワが各地で栽培されていたとのこと。 |
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カジノキ(梶の木;クワ科コウゾ属)。中国・インドシナ・マレーシア原産の落葉高木。少しづつ黄葉が広がっています。カジノキは古くから和紙の原料として栽培されている。また、神社の境内などに多く植えられ、諏訪神社等の神紋や日本の家紋にも用いられている。 |