| (針葉樹リスト;分類別) | 
                              
                              
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                                | (マツ科) | 
                                 | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        アブラスギ(油杉、ユサン)マツ科アブラスギ属 
                                 
                                台湾、中国、インドシナ原産の常緑針葉高木。材に油分が多いことから和名が由来。同じマツ科のモミなどとよく似た円錐状の樹形。針葉は扁平な線形で表面に光沢がある。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        カナダツガ(カナダ栂) 
                                マツ科ツガ属 
                                 
                                カナダの西沿岸(ブリティッシュコロンビア州)を原産とする常緑針葉高木。日本では関東大震災直後の急激な需要に応じて大量に輸入され、以降主要木材として流通する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        トウヒ(唐桧) 
                                マツ科トウヒ属 
                                 
                                日本原産で本州の亜高山帯に分布する常緑針葉高木。特に尾瀬沼、大台ケ原や中部地方及び紀伊半島の深山に多く生え、北海道に分布するエゾマツの変種とされる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヒメバラモミ 
                                マツ科トウヒ属 
                                 
                                日本固有種の常緑針葉高木。八ヶ岳、南アルプス北部、秩父山地に分布し、特に多くが南アルプスの石灰岩地に見られる。樹形はクリスマスツリー型で樹高45mにも達する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉) 
                                マツ科ヒマラヤスギ属 
                                 
                                ヒマラヤ地方原産の常緑針葉樹。樹冠は円錐形で、地面に水平・垂直な枝をつける。樽形をした雌花の松かさは成熟すると翼状の種子を落とす。雄花の松かさは秋に花粉を放出する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        マツ(松) 
                                マツ属の木本の総称 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                マツは約100種が北半球のに分布し、針葉樹で針のような形態の葉と、松かさとよばれる球果が特徴となる。枝は輪生で同じ高さから四方八方に伸び、針状の葉は束になって木枝につく。樹皮は厚く発達し、亀甲状に大きく割れるものが多い。マツの花は雌雄同株で風媒花。(写真はチョウセンゴヨウ) | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        アイグロマツ(間黒松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                アカマツとクロマツの交雑種で、両者の中間的な形態をしている。両者が混成する地域に見られる。赤褐色の樹皮はアカマツに、濃緑色で硬直な葉はクロマツに似る。常緑針葉高木。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        アカマツ(赤松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                本州、四国、九州に分布する常緑針葉樹。山地や山野に生えることが多い。アカマツはマツタケと相利共生の関係を有し、アカマツ林はマツタケの生産林でもある。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        アレッポマツ 
                                (Aleppo Pine) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                地中海地方を原産とする常緑高木のマツ。球果(松かさ)は細い円錐状で、はじめの緑色から2年ほど経つと熟し、茶色に変化する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        カイガンショウ(海岸松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                ヨーロッパ南西部からアフリカ北部に分布する常緑針葉高木。フランスカイガンショウともいう。幹の樹皮は褐色、不規則な深い裂け目がある。針状の葉(松葉)は長めで垂れ下がる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        クロマツ(黒松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                本州、四国、九州に分布し、海岸に多く自生する常緑針葉樹。砂浜のクロマツ林は白砂青松と呼ばれ、美しい景観を呈する。樹皮は名の通り黒みを帯び、樹齢を重ねると亀甲状に剥離する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        シロマツ(白松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                中国北西部が原産の常緑高木。樹皮に特徴があり、他のマツの仲間とは違って滑らか。成長とともにスズカケノキのような斑模様になり、やがて老木になると光沢のある淡い灰色になる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        タイワンアカマツ(台湾赤松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                台湾、中国南部に広く分布する常緑針葉樹。日本の アカマツに似て幹が赤っぽい。針状の葉が長く、ウマの尾を連想させることからバビショウ(馬尾松)とも呼ばれる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        タカネゴヨウ(高嶺五葉) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                台湾、中国原産の常緑針葉高木。標高1200m~3500mの高山に自生する。五葉松系なので、線形の葉が1ケ所から5本束生し、長く枝垂れる。4月~5月頃目立たない花をつける。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ストローブマツ 
                                (White Pine) 
                                マツ科マツ属 
                                 北米東部(五大湖周辺)原産の針葉樹。アメリカやカナダでは最も普通に見られるマツとなる。水はけのよい土壌と冷涼かつ多湿な環境を好み、日本では北海道を中心に植林されている。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        スラッシュマツ 
                                (カリビアマツ) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                北アメリカ東海岸南部を中心に分布する常緑高木の針葉樹。樹高は30メートルほどまで成長し、日本のマツよりも早い速度で成長する。屈曲することなく、まっすぐに伸長する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                北東アジア原産の常緑針葉高木。日本では福島県南部から岐阜県、四国の東赤石岳に隔離分布する。五葉松系で、短枝に5本が束生する。庭園木、盆栽に使われる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        テーダマツ(タエダ松) 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                米国南東部に広く分布する常緑針葉樹。針葉は3枚が束生する三針葉マツの一種。雌雄同株で、2月以降花粉を放出する。細長い球果 (松かさ)は熟すと淡い黄褐色になる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヨーロッパアカマツ 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                ヨーロッパ~シベリアに分布する常緑針葉高木のヨーロッパアカマツ(マツ科マツ属)。北ヨーロッパに自生する唯一のマツ。わが国では関東以北~北海道に植えられている。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヨーロッパクロマツ 
                                マツ科マツ属 
                                 
                                ヨーロッパ原産の常緑針葉高木。幹は真っ直ぐに伸び、枝は輪生し、太くてよく分岐する。耐寒性、耐乾性、耐陰性あり。わが国ではクロマツが生えない北海道・北東北地方に生育する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        モミ(樅) 
                                マツ科モミ属 
                                 
                                秋田県~屋久島の山地に生育する常緑針葉高木。直立する幹から枝が四方八方に伸びる(輪生)。葉は大きくて硬く、先端が2つに割れる。樹皮は茶色がかっていて鱗状に裂ける。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヨーロッパモミ(欧州樅) 
                                マツ科モミ属 
                                 
                                ヨーロッパ中央部などに広く分布する常緑針葉高木。幹はまっすぐに伸び、樹形は円錐形。樹皮は暗灰色で鱗片状にはがれる。日本のモミと比べて大きく、木目が細かいのが特徴。 | 
                                      
                              
                                 
                                   | 
                              
                              
                                 
                                (ナンヨウスギ科) | 
                                 | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ブラジルマツ(パラナマツ) 
                                ナンヨウスギ科 
                                ナンヨウスギ属 
                                 
                                ブラジル南東部などに自生する常緑針葉高木。樹皮は赤褐色で古い枝の痕が残り、太い枝が放射状につく。枝葉は縦横無尽に伸び、樹形は整わない。葉の先端は鋭く尖り、チクチクする。 | 
                                      
                              
                                 
                                   | 
                              
                              
                                 
                                (マキ科) | 
                                 | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ナギ(梛、竹柏) 
                                マキ科ナギ属 
                                 
                                紀伊半島、八丈島、四国、九州などの温暖地方に分布する常緑針葉高木。葉は表面がつやつやした肉厚な楕円形で針葉樹には見えない。熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        イヌマキ(犬槇) 
                                マキ科マキ属 
                                 
                                関東〜四国、九州、沖縄など比較的暖かい地域に分布する常緑針葉高木。幹は真っ直ぐに伸び、樹皮は白っぽい褐色。葉は細長い扁平な形状。生垣や防風林、庭木などに用いられる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ポドカルプス ・ネリイフォリウス 
                                マキ科マキ属 
                                 
                                中国、ニューギニア原産で標高の高い丘陵や山地に自生する常緑針葉高木。葉は細長い竹のような全縁の線状披針形をなす。開花期は5月頃。庭園木、家具材、道具材などに用いられる。 | 
                                      
                              
                                 
                                   | 
                              
                              
                                 
                                (ヒノキ科) | 
                                 | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        コウヨウザン(広葉杉) 
                                ヒノキ科コウヨウザン亜科 
                                コウヨウザン属 
                                 
                                中国南部原産の常緑針葉高木。江戸末期に日本に渡来し、寺社の境内に多く植えられた。スギに似た幅広い葉を持つことから和名の広葉杉が由来。大きく長い葉は光沢がある。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        セコイア(レッドウッド) 
                                ヒノキ科セコイア亜科 
                                セコイア属 
                                 
                                米国西海岸の沿岸一帯に自生する常緑針葉樹のセコイア。数百年~数千年も生き続け、高さ100m近くにもなる世界有数の大高木。耐朽性が非常に高く、建材としての利用価値が高い。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        メタセコイア(曙杉) 
              ヒノキ科セコイア亜科 
                                メタセコイア属 
                                 
                                スギの先祖のメタセコイヤ。戦後、中国四川省で生息が確認され、その後わが国にも伝来。現在では各地の公園などで使用されている。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        コノテガシワ(側柏) 
              ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                コノテガシワ属 
                                 
                                中国北部原産の常緑針葉樹。幹はほぼ直立し、木枝を密につける。枝葉の形状はヒノキによく似るが、手のひらを立てたようにつく。葉は表も裏も同じ緑色。開花期は3月~4月頃。 | 
                                      
                              
                                  | 
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                                        ヒノキ(檜、桧) 
              ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ヒノキ属 
                                 
                                東北地方以南の太平洋側の造林地に多く見られる常緑針葉高木。スギ、アカマツ、カラマツと並んでわが国の主要な林業用の針葉樹。木幹は直伸し、樹皮は赤褐色で帯状に剥がれる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        イトヒバ(糸檜葉) 
                                ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ヒノキ属 
                                 
                                同属のサワラの園芸品種の常緑針葉樹。細枝や葉先が糸のように垂れ下がることから和名が由来。優美な円錐形の樹形になる。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        カマクラヒバ(鎌倉檜葉) 
                                ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ヒノキ属 
                                 
                                北海道~九州に分布する常緑針葉樹。ヒノキの矮性園芸品種。短い枝が水平に伸び、上下に重なり、樹形は狭円錐形にまとまる。小さい葉は扇状に密生する。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        サワラ(椹、花粕) 
                                ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ヒノキ属 
                                 
                                日本固有の常緑針葉樹。岩手県から長崎県島原半島にかけての山地に自生する。形態的に同属のヒノキとよく似るが、枝はヒノキほど茂らない。 | 
                                      
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        ヒムロ(檜榁、姫榁) 
                                ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ヒノキ属 
                                 
                                常緑の針葉樹。公園樹や庭園樹などに利用される。葉色が全体的に白色を帯びた青緑色をしている。針葉に触れてもチクチク感がなく柔らかい。同属のサワラの園芸品種。 | 
                                      
                              
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                                        オキナワハイネズ 
              ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ビャクシン属 
                                 
                                日本固有種で本州太平洋側、伊豆諸島、南西諸島に分布する匍匐性の常緑低木。海岸沿いの砂浜や岩場、原野に生育する。樹木は地表を覆うように横に這って伸びる。2022.1 | 
                                      
                              
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                                        エンピツビャクシン 
              ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ビャクシン属 
                                 
                                北アメリカ東部に分布する常緑針葉高木。幹は直立し、樹形は円錐形。葉は針葉と鱗葉が混生する。公園樹、庭園樹、庭木として植えられ、木材は装飾材や鉛筆の材料として用いられる。 | 
                                      
                              
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                                        カイヅカイブキ(貝塚伊吹) 
                                ヒノキ科ヒノキ亜科 
                                ビャクシン属 
                                 
                                日本、中国が原産で日当たりの良い砂地などに生える常緑針葉小高木。海辺などに自生するイブキの栽培品種/変種。枝が巻き上がるように生育し、樹形が巻貝のようになる。 | 
                                      
                              
                                 
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                                (スギ亜科) | 
                                   | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        スギ(杉) 
                                ヒノキ科スギ亜科 
                                スギ属 
                                 
                                日本原産の常緑針葉高木。日本固有種で本種のみでスギ属を形成し、本州北端から屋久島まで自生する。各地の神社・寺院では参道や境内にスギの大樹や並木を見ることが多い。 | 
                                      
                              
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                                        スイショウ(水松) 
                                ヒノキ科スギ亜科 
                                スイショウ属 
                                 
                                中国南部原産の落葉針葉高木。川、沼、沢の岸辺などに自生する。水辺を好み、葉がマツに似ることから和名が由来。3月~4月頃、枝先に目立たない花をつける。秋に黄葉し、冬に落葉する。 | 
                                      
                              
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                                        ラクウショウ(落羽松) 
              ヒノキ科スギ亜科 
                                ヌマスギ属 
                                 
                                水湿地に生育し気根を有する北米原産の落葉針葉樹。木元が少し水につかった状態で自生することが多く、ヌマスギとも呼ばれます。幹の周りに呼吸のための気根が地表に飛び出る。 | 
                                      
                              
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                                 | 
                                         
                                        メキシコラクウショウ 
                                ヒノキ科スギ亜科 
                                ヌマスギ属 
                                 
                                米国南部、メキシコなどに分布する常緑針葉樹。河岸や湿地などに生える。樹皮は褐色で縦の裂け目がある。枝は横に伸び、広い樹冠を形成する。小枝は下垂し、羽状の葉は互生する。 | 
                                      
                              
                                 
                                   | 
                              
                              
                                 
                                (イチイ科) | 
                                 | 
                                 | 
                              
                              
                                  | 
                                 | 
                                         
                                        キャラボク(伽羅木) 
                                イチイ科イチイ属 
                                 
                                日本海側の山地(鳥海山、氷ノ山、大山など)に点在する常緑針葉低木。イチイの変種とされる。雌雄異株で3月~5月に目立たない花がつく。材に微かな香りがあり、香料の伽羅に似る。 | 
                                      
                                      
                                          | 
                                         | 
                                         
                                        イヌガヤ(犬榧) 
                                イチイ科イヌガヤ属 
                                 岩手県~鹿児島県屋久島に分布する常緑針葉小高木。葉は互生し、枝に2列に配列する。近縁のカヤ(榧)と比べると、光沢が少ないものの、葉質は柔らかい。 | 
                                      
                                      
                                          | 
                                         | 
                                         
                                        カヤ(榧) 
                                イチイ科カヤ属 
                                 
                                        東北地方南部~屋久島に分布する常緑針葉高木。暖帯林、山地に散生する。葉は扁平状の線形で表面が膨らみ、先端が鋭く尖る。葉の表面は光沢あり。 | 
                                      
                                      
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